ブログ2026-06-20 ・ RankProof編集部(Kichi)

コアアップデートの影響か、自分の施策か。Search Consoleで順位変動の原因を切り分ける方法

順位変動が「コアアップデートのせい」か「自分の施策の成果」かを切り分けるには、3つを並べて見ます。①対象ページの前後変化、②同じ期間のサイト全体のトレンド、③Googleコアアップデートの実施期間との重なり。対象ページの変化からサイト全体の動きを差し引き、アップデート期間と重なっていれば「判定保留」とするのが、誠実で再現性のある方法です。

なぜ「アップデートのせい」だけだと弱いのか

順位が下がったとき「コアアップデートの影響です」とだけ報告しても、上司やクライアントには言い訳に聞こえがちです。逆に上がったときも「自分の施策のおかげ」と言い切れるとは限りません。同じ時期にサイト全体が伸びていたり、季節的に検索需要が増えていたりするからです。

必要なのは、変動を要因ごとに切り分けて示すことです。

切り分けの3点セット

  • 対象ページの前後変化(施策の前と後で、クリック・表示回数・平均順位がどう動いたか)
  • サイト全体の同期間トレンド(サイト全体が同じだけ動いていれば、それは施策ではなく全体要因)
  • Googleコアアップデートの実施期間との重なり(重なっていれば、施策単体の効果と断定できない)

「差し引いて見る」という考え方(差分の差分)

対象ページが+20%でも、同じ期間にサイト全体が+20%なら、その施策の上乗せ効果はほぼゼロと考えるのが妥当です。逆にサイト全体が-10%の中で対象ページが+20%なら、差し引き+30ポイントの純効果があったと見られます。

この「対象ページの変化 − サイト全体の変化」を見るのが、いわゆる差分の差分(DiD)の考え方です。全体トレンドという共通要因を引き算することで、施策固有の効果に近づけます。

アップデート期間と重なったら「保留」にする誠実さ

もし計測期間がGoogleコアアップデートの実施期間と重なっていたら、順位変動が施策のせいかアップデートのせいか、原理的に切り分けられません。このときは無理に結論を出さず「判定保留(交絡)」とするのが正直な扱いです。

『必ず数字で結論を出す』ことより、『切り分けられないものは切り分けられないと言う』ことのほうが、長期的な信頼につながります。

RankProofでの自動化

RankProofは、Search Consoleの公式データで、対象ページの前後変化からサイト全体トレンドを差し引き、95%信頼区間とGoogleコアアップデート期間の重なりを考慮して、効果あり/悪化/横ばい/データ不足/判定保留の5段階で判定します。「クリックは増えたが全体ほどではない」といった微妙な状況も、誇張せずに言葉で示します。

よくある質問

コアアップデートの期間はどこで分かりますか?

Googleはコアアップデートの開始・完了を公式に告知します。RankProofは主要なアップデート期間を内蔵し、計測期間と重なっていれば自動で「判定保留」として知らせます。

サイト全体が動いていない場合は?

サイト全体がほぼ横ばいなら、対象ページの変化はその施策に起因する可能性が高まります。ただしデータ量が少ないと偶然の変動もあるため、信頼区間で『たまたま』かどうかを確認します。

順位だけ見ればいいのでは?

順位は重要な指標ですが、季節要因や全体トレンドを差し引かないと、施策の効果と混同します。順位・クリック・表示回数をまとめて、要因を切り分けて見ることが大切です。

参考

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