ブログ ・ 2026-06-20 ・ RankProof編集部(Kichi)
GRC・GMO順位チェッカー終了の理由と、壊れない計測への移行(&num=100廃止)
何が起きたのか
2025年以降、Googleは検索結果ページに1度に100件を表示する「&num=100」パラメータのサポートを廃止しました。順位チェックツールの多くは、この100件表示を自動取得(スクレイピング)して掲載順位を割り出していました。
この前提が崩れたことで、スクレイピング型ツールは取得コストの急増や計測精度の低下に直面し、サービス終了や仕様変更が相次いでいます。GRCのサポート終了、GMO順位チェッカーの終了もこの流れの中にあります。
なぜスクレイピング型は弱いのか
スクレイピングは、Googleの表示仕様に依存します。仕様が変われば、ツール側はその都度追従が必要で、追従できなければ壊れます。これは個別ツールの問題ではなく、スクレイピングという手法そのものの構造的な弱点です。
実際、外部サイトのデータに依存するツールは、提供元の仕様変更で一夜にして機能を失う例が珍しくありません。計測の土台を、仕様変更に強いものへ移すことが本質的な対策になります。
壊れない計測=Google Search Console公式API
Google Search Console(GSC)は、Google自身があなたのサイトの検索パフォーマンス(クリック・表示回数・平均掲載順位・CTR)を提供する公式ツールです。公式APIを使えば、スクレイピングなしでこれらのデータを取得できます。仕様変更で壊れる前提がありません。
ただしGSCには注意点もあります。データは2〜3日遅れて反映され、保持期間は約16ヶ月です。順位は『平均掲載順位』であり、特定地点のリアルタイム順位とは性質が異なります。リアルタイムの逐次順位が必要な用途には向きませんが、施策の効果や中長期のトレンドを見るには十分です。
移行のステップ
- Google Search Consoleにサイトを登録(未登録の場合)
- GSCのデータを読み込める計測ツールに、Googleアカウントで接続(読み取り専用)
- クリック・表示回数・平均順位・CTRの推移を確認
- 順位だけでなく『施策の前後で効果が出たか』まで見ると、レポートの説得力が上がります
RankProofの位置づけ
RankProofは、GSCの公式データに接続し、SEO施策の前後で効果が出たかを、サイト全体のトレンドとGoogleコアアップデートを差し引いて判定するツールです。順位の推移も公式データで確認できます。スクレイピングを使わないため、今回のような仕様変更で壊れません。
なお、RankProofは『順位を毎日リアルタイムで眺める』専用ツールではありません。役割は『行った施策が本当に効いたか』を誠実に示すことです。順位の常時監視が主目的なら、用途に合った別ツールとの併用も検討してください。
よくある質問
GRCはもう使えないのですか?
提供元の案内に従ってください。背景にはGoogleの&num=100廃止があり、スクレイピング型は仕様変更の影響を受けやすい状況です。計測の土台を公式API側へ移すことが中長期の対策になります。
GSCの順位は正確ですか?
GSCの『平均掲載順位』は、対象期間・地域・デバイスをまたいだ平均値です。特定地点のリアルタイム順位とは性質が異なりますが、施策効果やトレンドの把握には適しています。
移行に費用はかかりますか?
GSC自体は無料です。RankProofは無料枠から利用でき、クレジットカードなしで接続できます。