ブログ ・ 2026-06-22 ・ RankProof編集部(Kichi)
季節で勝手に増減する検索数を差し引いて、SEO施策の効果を見る方法
季節変動を差し引くには2つの方法があります。①前年同月と比べる(去年の同じ季節と比較して、季節を相殺する)。②サイト全体の動きと比べる(季節は全体に効くので、対象ページの伸びから全体の伸びを引く=差分の差分)。この2つを組み合わせると、季節に埋もれない純粋な効果が見えます。前後比較だけだと、季節のおかげを自分の手柄と勘違いしたり、良い施策を「効かなかった」と切り捨てたりします。
なぜ前後比較だと季節にだまされるのか
たとえば「ふるさと納税」関連は年末に跳ね、年明けに落ちます。11月に施策をして12月にクリックが+40%でも、その多くは季節の山です。逆に1月に施策して横ばいでも、本来落ちる時期に維持できたなら実力はプラスです。
「前と比べて増えた/減った」だけでは、季節と施策が混ざったままになります。
方法1:前年同月比
去年の同じ月と比べると、季節の影響はおおむね相殺されます(去年も今年も同じ季節だから)。「前年同月比で、今年は施策後にどれだけ上振れたか」を見れば、季節を除いた変化に近づきます。注意は、去年とサイトの状態(記事数・全体力)が違う点。傾向の目安として使います。
方法2:サイト全体と比べる(差分の差分)
季節は基本サイト全体に効きます。だから「対象ページの変化 − サイト全体の変化」を取ると、両方に共通して効いた季節分が相殺され、施策に固有の効果が残ります。前年データが少ない新しいサイトでも使えるのが利点です。
実務の手順
- 対象ページの施策前後の変化を出す
- 同期間のサイト全体の変化を出して差し引く(差分の差分)
- 可能なら前年同月比も併用してクロスチェック
- クリックが少ない月は数字がぶれるので、断定しない(信頼区間の考え方)
RankProofでの位置づけ
季節除去とサイト全体トレンドの差し引きを毎回手でやるのは手間です。RankProofは施策の前後でサイト全体トレンドを自動で差し引いて判定します(季節など“全体に効く要因”はこの差し引きで吸収されます。専用の季節モデルを別途持つわけではありません)。
よくある質問
前年同月比とサイト全体比較、どっちがいい?
両方が理想です。前年データが無い新サイトはサイト全体比較が現実的です。
BtoBで平日しか動かない場合は?
曜日の波も季節と同じく全体に効くので、サイト全体比較で吸収されます。週単位で見るとより安定します。
去年バズった月と比べると不利では?
はい、異常月との単純比較は誤解のもとです。その月は除くか、サイト全体比較を主にします。